オープンカーの定義
 オープンカーにも色々な名前による表現方法があり、その由来と名称を調べました、当初オープンだけだったボディののち、後席に幌がつきその後、運転席に装備しました。

 自動車の黎明期にはすべて、オープン・タイプで、多くは馬車からの流用で、車体は重くその割に、エンジン出力は非力、現在のエンジン比10分の1くらいですから、鉄製の屋根を架装する事は当時はごくまれでした。

 そんな状態ですから、冬には厚いコートに湯たんぽ、ゴーグルとなりますから、現在のスキーウエアーがいかに機能的か解りますね、その当時は寒さを我慢して、お金持ちの遊びの道具だった様です。

 この頃は馬車製造業社(コーチビルダー)が車体を製作しましたので、自動車としての様式も馬車の様式を引き継ぎました。

<馬車様式>
「クーペ」馬1頭立て  2人乗り屋根付き四輪馬車が起源
「カブリオレ」 馬1頭立て2人乗りオープン軽装二輪馬車
「フェートン」馬2頭立て前後2座席4〜5人乗り  幌付き四輪馬車

 余談ながら、平成天皇が即位の時に使用した車は「フェートンタイプ2ドアー」でして、国際的には「4ドアー・フェートン」を使用する慣例になっているようで、皇室のご用人も少し勉強不足のようですね。

 発達にも微妙なお国柄が反映され、オープンカーの定義にも表わされます。日本の黎明期にはオープンカーであれば、スポーツカーと信じていたようですが、当らずとも遠からずで、スポーツカーと言えば2座席幌型を差すのは道理です

<第1次大戦後>
「フェートン・タイプ」の「ツアラー」で4〜5座席幌付き大型高性能車で「ベントレー」は有名ですね、現在はロールスロイスの派生モデルとして用意していますが、2000年代に入ってからこのネーミングをフオルクスワーゲン社が使用するように決まりました。このベントレーのある国イギリスでは平民と紳士を区別する指標として、スポーツをするかしないかで区別された、当然車においても一緒で、ドライブもスポーツだったのだ。

 「カブリオレ」巻き上げ式の通常のサイドウインドー「ロードスター」サイドスクリーンとドア上部が腕を置けるように切り込みがついてるモーガン社製が現在残る唯一のこる「ロードスータ」の表示車です。

<第2次世界大戦後>
「スパイダー」とか「スパイダー・フェートン」イタリアではカブリオレの事を表現アメリカで進化したオープンタイプ「コンバーチブル」中身は通常のセダンかクーペを改造したもので通常4〜5人乗り。

以上を現代風に勝手に区別します。

 ●「コンバーチブル」アメリカ表示、通常車体を幌型に改造
 ●「ロードスター」はあの生きた化石で車体は何と木材の「モーガン車」
 ●「スパイダー」あつき血潮のイタリアはほとんど使用

<結論>
ネーミングはあくまでネーミングでして、どのように使おうと勝手です、皆さんの不思議「オープンカー」の由来と各社の事情で言葉は使われ変化していくもので、私の知りうる事をかきましたが、責任を負いません、あしからず

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