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十勝農道のある風景


十勝 静狩峠


十勝秋撒き小麦


十勝5月の風景1


十勝5月の風景2

連載エッセイ

第8回
「初めてのファンダイブ」

何処までも続く
十勝の農地
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十勝の農地
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


86年初冬、初めてのダイビングを夜間潜水しました。
*ナイトダイブと言う*

とにかく真っ暗で自分が何処に居て何を見ていたのか記憶がなく小さい頃のことを思い出したのでした。

「昔札幌の住宅街が形成されるまでの間、自宅『現在地下鉄美園駅そば』の周りには水田とりんご畑しかなく、 黄色いドジョウ、赤いドジョウ、カエルとかを採って遊んでいるうち日がトップリ落ちてしまい、迷子になって淋しい思いをしたのです。

当時は道路があまり整備されていなくて、水田、畑のあぜ道を歩き、立派な道路といえば、国道12号線「当時『弾丸道路』と愛称をもって呼ばれていて」 の一部だけがコンクリート舗装で、車で100キロ出せるのは此処だけ、しかも国産車ではまだ無理の時代でした。」ですから今のように条丁目も無く、目印の家も無くすぐ迷子になったのです。

なぜ、人はこんな暗い海に潜水出来るのか、色も無く、水中ライトで照らす一条の光の他は漆黒の世界で、いまだに好きになれません。

今考えると当時海から上がると雪が降っていて、すごーく寒ー くウエットスーツを脱ぐのもやっとの思いで、しかも下半身、土まみれで寂しい思いをしたのです。

現在はメーカーが競うように良いマテリアルを、立体裁断と縫製技術で暖かく仕上げている、寒冷地用、温帯用がある。また極寒地用には海水が入ってこないドライスーツもある*そんなわけで原体験の影響は大きいですね、今でも撮影のため仕方なく潜水しますが、魚は夜になると、人様と一緒で大抵寝ていまして、海草に身体を巻きつけて寝るもの、岩の穴に身を寄せて寝るもの、 魚類によっては、砂の中に潜って寝る「いかなご」などがいて、砂を叩くと、何百何千尾のいかなごが一斉に飛び出して泳ぎ出すが、飛び出した勢いに余り私の体に当たり首をへし折って死んでしまったり、申し訳ないことをした思いがあります。

砂地にポツンとある根の下に蟹やシャコの外套が沢山落ちている処には、決まって大きな水蛸がぬしのように縄張りを張り居座っていて、逃げようとしませんので、マクロレンズでどアップに近寄り目を撮影しますが、女性が真似をしようものなら、なぜか決まって蛸に襲われるのです。
きっと女性はおいしい刺し身に見えてしまう本能を、動物達が察して、戦いを挑むのでしょうか。
親しみを持って動物に接したら、かなりの確実に近寄れるようになれます。

つづく...。
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