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うみうし3


エレキトレックレイ


オニオコゼの目


コラーレ
バタフライフィッシュ


トガリエビス


パウダーブルー
サージョンフィッシュ


マンタ


群来

連載エッセイ

第68回
「REETHI BEACH RESORT」

うみうし1
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うみうし2
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


 到着後の5人は3部屋に分かれることになりましたが、コテージに行くと全ての部屋がキングサイズのベッド1つでした。仕方が無いのでエキストラベッドを入れてもらいましたが、その大きさの差はゆうに2倍。その日から私だけは大きなベッドのある部屋を独り占めしたのです。優しい皆、老体を気遣ってくれ、ありがとう。

 さて翌日からのために午後からチェックダイビングを受けることになりしたが、昼食後大急ぎで機材運びをしたので、皆も旅の疲れが加わり「ふらふら」。  無理してカメラを持って行っても、セッティングのミスで水没したらこの先、台無しになります。皆に提案、手ぶらで行くことにしました。

 ウエイトを借りる時に、日本人スタッフの「タカ」がここのタンクは重いので普段より少なくても良いよ、とのご請託に「ノーウエイト」と言ってみたものの、カメラを持ってないので浮くんです。これが!  浮くのがこんなに辛いとは、カメラを持っていれば微妙に中性浮力をとれるくらいですから、恐らく500グラムくらいかな、でもこれくらいでも、侮れません。翌日からは2パウンド(900グラム)をポケットに忍ばせたのです、汗・・。

 初心者の頃は潜行できない恐怖から、オーバーウエイトにしましたがその時の気持ちがよみがえって来ます。  さて翌早朝から雨が降ったり止んだりの生憎の天気です。今日は今まで見た事も無いくらい大きなドーニー(おおよそ長さ15メートル幅4メートル)に乗り込みました。新造船で綺麗ですが、ペンキ塗りたてで、「ピカピカ」濡れると足元が滑りやすいのです。これが後になって危険な状態に陥るとは誰も考えてはいなかったのです。

 今日は「タカ」をリーダーで、「NELIVARU」というポイントです。ここはマンタを見ることが出来るそうで、期待を胸一杯に出港しました。  出港後まもなく進行方向からは、徐々に風が吹いてきて、仕舞いにはたいそう強い風です。インリーフを抜けたころから、大波を乗り越えるよう大きなピッチングをしながら進み始めたのです。船足は重く風に翻弄され始めました。

 更に今度は左右に「ローリング」が加勢し左右のフェンダーが大きく傾いて水面レベルに浸かりそうです、よくは判りませんが高低差3メートル以上はあるでしょうか?。皆の頭は段々「シェイク」されてケロケロの船酔いになりました。  吐くものやら、寝込むもの、振るえてうずくまっているもの、そんな中にあって、我ら一行の1人でニックネーム「BOSS」さん。どこからみても素晴らしい、はがねの肉体と強靭な精神を宿した人ですがポツリと「あーこうぇー」と人は外面ではわかりませんね。    

 その私はというとダイビング経験16年間で1・2を争うほどの荒れ模様の再現で。人を介抱しながらなんとか船酔いを我慢していましたが、生あくびの連続で手が痺れてきました「過換気症チアノーゼでしょうか」。その中であっても外人さんは平気な顔をしています、日本人が特別に弱いのでしょうか?。 元リーティスタッフの「リカ」さんの証言ですがこんな荒れた海は初めての経験だそうです。

その状態が1時間半続いた頃でしょうか。まもなく船の中央部にずらっと一列に置いてあったダイビング用重機材、15人セットほどでしょうか、これが一かたまりになって滑りこちらの方の足元めがけて飛んできたのです。これにはびっくりしました、皆大怪我をしないで済みましたが、怖かった。  そんな状況の中で、海の中は暗いし、味噌汁状態、ご覧に入れるには恥ずかしい状態ですが、我慢して見て下さいね。

続く...........。
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