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連載エッセイ

第51回
「ケラマの白化現象と
元気な珊瑚達」

105シーサー
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半分白化したサンゴ
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クダゴンベイ
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


近年の温暖化の影響は全地球的に覆い尽くされているようで、残念でなりません。ここケラマにおいても、潮の流れが遅いポイントは水温が高く死んでしまった珊瑚の白化現象が観察できます。

10年前に「古座間味ビーチ」をシュノーケリングで遊んだ時の美しさを思い出し初めて、リクエストしました。「ケラマイアランズクラブ」の良いところは、ゲストが一人でも嫌がらず、許す限り好きなところをDXなガイドをしてくれることです。この日のガイドは、マクロ写真派の「清原慎介」さんです。

浅場の明るい太陽とあの時の元気な珊瑚を連想し、ビーチに向かう足が、器材の重さと自重で「めり込み」ながらまるで、スクワットをしている様な苦しさも無視しえるほど、期待に胸を膨らませ、エントリーしました。

が、“あっあー”残念なことに、あの時、見渡す限り一面、生き活きとしていた珊瑚の姿が無く、此処だけの状況かと思い、「根」を行ったり来たりしてもほとんどにおいて、同じ状態です。残念なことに、尾根の上部は水温も高く死んでしまったのと、人による、ダメージでガレバ状態です。

「半分白化した珊瑚」は尾根の下に広がる砂地の海底にポツンと鎮座していたもので、かなり前に死んだ珊瑚の塊に、新しく芽吹いたエダ珊瑚です。白とグレーの珊瑚は同じ種類で、上方の白く奇麗に見えるのが、実は最近死んだもので、この状態 が長く続くとやがて、枝の囲りに「褐草」と言いまして、「海藻」の一種の黒い綿毛に覆われていき、見られなくなります。

下方の一見して薄暗いグレー色の死んだように見える珊瑚は実は生き活きとした状態なのです。昔、「沖縄海洋博」が開催された頃「オニヒトデ」の大発生による食害で珊瑚が再生するまでの10年間は悲惨な状態だったと聞きますが、10年くらいの長い時間が経過するとキット良くなるでしょう。他方、潮通しの良い「阿真ビーチ」前や他のポイントはまだまだ元気ですから、悲観的になること はございません。

以上、3回ほど続いてケラマの海をご紹介してきましたので、座間味島の生活の様子や子供、猫など一部をご覧ください。

105「シーサー」は島に1件だけある「コンビニ」でお店の屋根の中ほどのところに鎮座しているもので、座間味のほとんどの家に備えてあり、家によっては屋根や門や塀に一対でお守りしているのです。これのルーツはきっと東南アジア「シンガポール」の「マーライオン」がルーツなんでしょうね。

続く...........。
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