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礼文地蔵岩


礼文1


礼文2


礼文3

連載エッセイ

第5回
「何とかダイビング始めたい」

礼文から利尻富士を
望む
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礼文港
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


 何日か経ち体験ダイビングの写真を貰ってからが、たいへんで、寝ても醒 めても夢うつつ憧れのダイビングを始めたいが危険と隣り合わせで、事故の心配もあるしー。

 *後で判ったのですがダイビングの事故で死亡はきはめて少なく、レアケースの為、報道陣が競ってニュースに取り上げるので、かなりの事故件数が あるように思われがちです*

 1週間のあいだ考えましたが、これからがパートナーの説得です、私は作戦を考えました。
普段から軽い嘘とか冗談、作り話なんかもすぐに見破 られるのものですから、真実を丁寧に誠意を持って話し合う作戦も考えましたが、相手は一筋縄ではいかない、そこで毎日ため息を吐きつ、独り言をぶつぶつ、どうしたの?と言う問いかけを待ってダイビングをしたいと言い根くらべです。

 一ヶ月くらい経ちなんとなく承諾してもらいました。
 当時私は健康増進の為に毎年秋にある札幌マラソンに参加をしていて練習があるので、ライセンスを取りに行くのは大会の後です。

 秋も押し迫った10月中旬頃高橋さんの紹介で水車町にある、ZOOというショップでオーナーの黒部さん(やさしくて頼りない)、インストラクターの河原さん(カーブー)を紹介されました。

 カーブーは厳しいが確実に技術を伝授してくださり、後年いろんな場面に役立ちました。
 まず学科をある程度受けてからプール講習です。
札幌にあるサンシャインスポーツクラブのプールを使うのですが、 ここのダイビングプールは当時日本で一番深い10メートルを持ち施設が整っていました。

 初めての講習(ほとんど何も覚えていない)を終わったのち時間がまだ 有るので10メートルの底に立ちウェイトを遠くに投げる遊びをしましたが、 水中ではすごい抵抗を受け思うようにいきません。

無駄な動きと下手な呼吸でアップアップです
又カーブーの顔が達磨さんの様に可愛い顔をしているので笑うと、今度はレギュレーターの口の部分で、マウスピースからじゅる々音を 立てて水が口に入って来ます
呼吸が下手なのかなあと思いつつその日のプール講習が終わり、カーブーに水が入ってくるけど、どうしてですかと 伺ってみると(どこの世界でも共通のお約束事でライセンスを頂くまで先生は偉いのだ)おもむろにマウスピースを見ると、事も無げに口の所切れてるわと言うだけで、 次回の講習もおなじ状態です。

心の中で、糞このカーブーと思いながら懇願したのは言うまでも有りません。

つづく...。
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