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ビンタン島マナマナビーチ


ビンタン島行き
100キロの出る
高速フェリー


ウミシダのある風景


ガラスハゼの仲間


鑑賞


ミズタマサンゴ


10年以上潜って
初めて目にする珊瑚


ハシナガチョウチョウ魚


キ珊瑚の仲間


緊張

連載エッセイ

第37回
「マラッカ海峡」

エイに急ぎ旅
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つばめ魚の幼魚
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


マレー半島とインドネシアのスマトラ島の間にマラッカ海峡があります。 東南アジア諸国とインド、アラブ諸国を繋ぐ重要な交易路になっています。 マラッカ海峡がなければ、遠くジャワ島を経由しなければなりませんので 経済効果は計り知ることができません。

近年この狭く浅いマラッカ海峡が船舶による渋滞を起こし、 その影響で、船舶事故が発生し、タンカーから重油の流出や、 衝突事故が多いと聞きました。 今回私は、マレー半島の南端に位置する、シンガポールを訪れる機会に恵まれたので、 その海を水中写真に収めたく、事前調査をしましたが、 シンガポールは四方を海に囲まれているので、生活排水や、船舶の排水で、 海水の透明度が、年中わるいことを知り断念しました。

せっかく此処まで足を伸ばすから他国の海でもいいからと 当てのないまま撮影の準備をし旅立ちました。 シンガポールの南東45キロ沖にインドネシア領でリゾートの島「ビンタン島」が あります。 この島に向けて高速フェリーが45分で結んでいます。 お気づきと思いますが、時速100キロですよ。 この島のなかで、日帰り客だけに開放している「マナマナビーチ」があり、 全てのマリンスポーツができることを知り行って見ることにしました。

そこのマリンショップのボスで「ピーター」に聞いてみると 4月から9月までダイビングのアクテイビィティーを申し受けるというではないですか、 喜びながらダイビングの用意をしていましたら、同行のガイドが、 工藤さん日本の会社に至急電話連絡してくれとのことです。 何か重大な用件が発生したのかと思い、心臓が口から溢れる様です。

急遽電話をすると、たいして重要な用件ではなかったので安心しましたが、 こうゆうときって嫌ですよね。 以前出張中に会社が泥棒に入られ、急遽帰った記憶が、蘇ったのです。 あアーシンドイ。皆さんここでどうして、そのような連絡がついたか、 不思議に御思いでしょうから、解説をしますと、ガイドさんがポケットベルを持っていて、 45キロしか離れていない、シンガポールの親切なJTBからの呼び出しで、連絡がついたのです。

さぁー、遅れましたが、ダイビングです、ビンタン島はかなり大きくてだいたい 日本の「奄美大島」ほどある島でして、 マナマナビーチからボートで島沿いに南下すること、 1時間ほどのところにあるダイビングサイト「ナノナノ」でツーダイブしました。

予想していたとおり、海の透明感はなく珊瑚も元気がなく、ガレバ状態ですが、 このような海でしか見られない「ハシナガチョウチョウウオ」が 数多く見ることができました。

皆さんは水族館の奇麗なところで飼われているハシナガチョウチョウウオを 見たことがあると思いますが、すがた、かたちはチョウチョウウオの王様という、 いでたちですから、奇麗な海の環境が一番似合いそうですが、 現実は大違いで、珊瑚が死滅し、その上に繁茂する、苔の仲間を餌にしてしていますから、 汚れた海が一番似合うのです。

何か悲しくなってしまいますよね。

ま、その海のお陰でしょうか、私も長いこと潜っていますが、 始めてみた、櫛状の珊瑚は希少な資料になりました。

続く...........。
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