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ハナジロガジA


ハナジロガジB


ムスジガジ


ナガズカ


キタイカナゴ


カタクチイワシ

連載エッセイ

第26回「山と渓谷社
“日本の海水魚”
図鑑採用」

キツネメバルの子
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ホテイウオ
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波の音聞けます

Photo and essay * Photographer * JIMMY 工藤氏


昨97年7月に、山と渓谷社発行のカラー名鑑「日本の海水魚」に生態写真を、9点採用いただきました。

生態写真は、名前を同定するために、図鑑用に選んだものでなければ、使われません、この名鑑で紹介されている、42目288科2420種類いる、中からひとつの、種類を決めるには、専門の学者が同定するにも、似たような魚が数多くいます。

間違って同定しますと、再版まで、間違いが訂正される事なく、間違って引用されるので、非常に責任が重いわけでして、事実私も、要請があって、2年以上、原稿を預けていました。

そのあいだ専門分野の先生が同定作業をしていたのです。

さてどのように撮影するかともうしますと。

◆(1)◆ まず特徴を捉えます、固有の形態をわかりやすいアングルで撮る。
◆(2)◆ 魚のヒレが、綺麗に立っていなければなりません。魚が緊張し私から遠ざかろう とする。直前が綺麗にピーント張ってよく分かる。
◆(3)◆ 当然ピント、露出が合っていることは、必要ですし、ブレもよくありません。
◆(4)◆ 光り物の魚は、はねて露出オーバーになります。
だいたい以上のようなことに気を付け、瞬時に判断、撮らなければ成らないのです。
当然、自分の身の安全を確保した上であることはもちろん、高価なカメラも、大切に 扱うのです。

「日本の海水魚」定価5、400円で書店にて販売

◆(1)◆ この名鑑の93ページに「カタクチイワシ」撮影は光り物なので露出に注意しました。
◆(2)◆ 193ページに「キツネメバル」キツネメバルは成長とともに、模様が替わる、 ヒレの形が綺麗になったものを、セレクト。
◆(3)◆ 237ページに「イソバテング」形状と露出に注意して撮った。
◆(4)◆ 343ページに「ホテイウオ」この魚は、同じ種でも模様が全部違うようです。 大変おいしい魚で、漁師が自分の口に入れるので、市場には出ない。 又動きが遅いので、私でも簡単に触ることが出来ます。
タコも美味しいことを知っていて、簡単に捕らえられて食べられてしまうかわいそう な魚です。
◆(5)◆ 541ページ「ムスジガジ」小さな魚でじっとしていました。
◆(6)◆ 542ペ−ジ「ハナジロガジA」「ハナジロガジB」2点、積丹では何処にでもいる、普通の魚です。
◆(7)◆ 544ペ−ジ「ナガズカ」この魚は深海に生息し、私も初めての出会いでしたの で、異常に大きな体と恐い顔で近寄れませんでした。
サメ、ウツボ、は恐くないのに、なんと情けない。
◆(8)◆ 556ペ−ジ「キタイカナゴ」泳ぎが早く、小さい、光る、最も撮影が難しい魚です。
北海道の海は暗いので、明るく撮影するのには、多少カメラ知識がないとうまく撮る事が出来ません。

以上が最近のワークですが、過去に採用いただいたものを簡単に、紹介します。

◇(1)◇日本でも著名な北大教授で尼岡邦夫氏の監修による「北日本魚類大図鑑」 12、000円のハードケースに3点採用
◇(2)◇アングルさんのカタログ販売B.に22点採用
◇(3)◇同じくカタログ販売D、に28点採用

上記カタログ写真は、シンプルでイメージがわいてくる。シンプルな構図が好まれるようでよくでます。

その他、ダイビング・スクール「プライオスポーツのポスター」、「大パノラマin知床ポスター(クリオネの写真)」。

続く...
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